ピンチランナー調書    大江健三郎

この辺の年代の作家は

 良い意味で自分勝手です(笑、誉め言葉ですよ)







時代なのでしょうが

 同調しあい、 批評しあい、


雑誌などの対談、批評欄などを読み、本編を嫌う


 ということがあったように記憶します。



でも 今はそんなギシギシ感もなく素直に読めるので

                  読んでみました。




         いま僕と息子とは、まったく同じ体重をしている

          数小節を聴いて、息子がそのケッヘル番号をいうことのできぬ

           モツァルト作品は、おそらくいかなるFM放送局からも流れてくることはない


                             本文、あとがきより抜粋