ベンズレザーベルト

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今回はウチの定番のベルトのひとつ、極厚ベルトです

ベンズレザーといわれる革を原厚(7mm~)で使います。



革の呼び名は原料皮の分類だけでも

 種類(牛、馬、ヒツジなど)

 産地(北米、ドイツ、イタリアなど)

  牛に関しては

   年齢、雄雌(カーフ、キップ、ステアなど)

   部位(ショルダー、バットorベンズなど) でそれぞれ呼び名があり

これになめし方法の分類(タンニン、クローム、ホルマリンなど)

タイプ別分類(ぎん付、スゥエード、ヌバックなど)

仕上げ方法別分類(素上げ調、アニリン調、グレージングなど)

                        たくさんあります。




今回使う革で言うと

 種類    牛革

 産地    北米

 年齢    生後3年以上

 雄雌    オス (生後3年以上のオスの成牛をブルという)

 部位    バットまたはベンズと言って背中からおしりにかけての繊維の詰まったしっかりした部分
       (半裁の場合で 丸革の場合はダブルバット、ダブルベンズ)

 なめし方法 植物タンニンなめし

 タイプ別  ぎん付革

 仕上げ   グレージング仕上げ


と なります、めんどくさいですね(笑)



とりあえず そんな革をベルトの幅、長さにカットします


厚み7mmですから バックル取り付け部は半分以下に漉きます。

 革漉き機があれば楽なのでしょうが

 貧乏なので革包丁で漉きます

 しっかり砥いで刃を下向きに入れると意外と簡単です